Rethink 夫婦の時間 二人のこと、もう一度。

夫の本音 YES or NO。 スーパーダディたちが考える、フウフゲンカのルール。

これまで『夫婦の時間』では、NPO法人スーパーダディ協会(以下SDA)が主催するイベント『フウフゲンカシンポジウム』を過去2回にわたって取材してきました。その理由は、普段はあまり聞けない夫側の赤裸々な本音を聞けるからです。先月開催された第3回目の『フウフゲンカシンポジウム』のテーマが、「フウフゲンカに関する生々しい13の質問。その時、夫はどうする?」と聞き、居ても立っても居られなくなり、今回も会場に潜入してきました!

事前にSDAに所属しているスーパーダディたちに13の質問を投げかけ、そのアンケートの答えに対して、登壇している7名が意見し合う形で進んだ今回のシンポジウム。今回のトークライブに参加された、“フウフゲンカ七賢人”は、現役パパであり、仕事も育児も楽しんでいるスーパーダディたちです。司会進行は、SDA主催者の髙橋一晃さんが担当され、会場は熱い論争と笑いに包まれました。早速、スーパーダディたちの声をご紹介していきましょう。

妻のこと、愛してる?

第1問目から、「あなたは妻のことを愛していますか?」という、妻としてはドキリとしてしまう質問が飛び出した今回の『フウフゲンカシンポジウム』。気になるその結果はというと…。

Q1.あなたは妻のことを愛していますか?
結婚した時よりも今の方が愛している…70%
いや昔の方が愛していた…30%

アンケートでは「今の方が愛している」という意見が多くほっとしました。でも、3割の夫が昔の方が愛していたという結果に。もしも自分の夫が後者の方だと思ったら…やっぱり悲しくなりますよね。ちなみに会場にいるスーパーダディたちは、ほぼ前者の方でひと安心。

Q.2あなたは妻のことをどのくらい知っていますか?
全てを知っている(つもり)…20%
知らないことがまだまだある…80%(聞けない or 全てを知る必要はないと考えている)

続く第2問がこちら。この質問に対して、“ソトイク”を推奨するサイト『PAPA PRESENTS』代表の板谷俊明さんは、「わっかんねぇなぁ。毎回ケンカの度に、妻から何もわかってないと言われる」と苦い顔。

『秘密結社 主夫の友』の広報として活躍し、パパ向け情報サイト『パパコミ』編集長の杉山錠士さんは、「結婚して17年経つけれど、妻のことは全くわからない。同じ球を投げても、いつも返ってくるものが違うので。だから飽きないですね」と、知らないことを知る瞬間が楽しいと話します。この考え方はとても素敵ですよね。

ビジョンアーキクトの高木新平さんも、後者の意見。「知っていると思った瞬間に、傲慢になってしまう。我が家は、夫婦でフラットな共同創業をしている感覚。お互い理解していると思ってコミュニケーションをとった瞬間に仲違いが起きてしまうので、知らないという前提で基本的に会話している」とのこと。

キャスターとしても活躍されている小森谷徹さんは、「結婚はそれぞれの人生が合わさるわけだから、知らないことがあってもいい。知らないことがないと思ってしまうと、何かイレギュラーなことが起きたときに許せる隙間がなくなってしまうのではないか」と続きます。これには七賢者のみなさんも、うんうんと頷いていました。

Q3.妻のあなたへの接し方に関して感じたままを教えてください。
出会った頃から変わっていない…40%
冷たく、あるいは雑になった…39%
むしろ温かく丁寧に接してくれるようになった…21%

個人的に意外な感じがしたのが、質問3の「冷たく、あるいは雑になった」という回答数です。結婚すると緊張感がなくなり、ついつい雑に接してしまいがちな私としては、出会った頃から変わらない妻&むしろ温かく接している妻の方が多いという結果に反省しました。さて、いよいよ今回のメインテーマであるフウフゲンカにまつわる討論へと突入します。

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今回シンポジウムに参加したスーパーダディたち。左から、板谷俊明さん、高木新平さん、松延友記さん、小森谷徹さん、杉山錠士さん、米澤文雄さん、小原宗太郎さん。

そもそもフウフゲンカって必要なの?

結婚してケンカが増えたと感じる人は多いはずです。生活習慣も違えば、考え方の違い、食べ物の好み、金銭感覚などなど。常に近くにいるからこそ、お互いに対する違和感がどんどん大きくなり、いつの間にかケンカになってしまいがちですよね。以前、anan総研の既婚者メンバーに調査した記事では、19%の人を除き、喧嘩の頻度はまちまちでも8割の妻たちは「フウフゲンカをする」という結果になりました。では、スーパーダディたちはどうなのでしょう?

Q4.あなたはフウフゲンカをしますか?
積極的にする…10%
たまにする…50%
ほとんどしない…29%
全くしない…11%

全くしないという人は少数派。スーパーダディたちも、やっぱりケンカをするものなのですね!

Q5.フウフゲンカはするべきですか?
積極的にするべき…22%
私はしてしまうができる限りしないほうがいい…49%
本当はしたいがやり方がわからない…9%
絶対にしない方がいい…20%

フウフゲンカをした方がいいのか、しない方がいいのかという問題に対して、会場はさらにヒートアップ。
アンケートの声であがった“論理的に解決していく”という意見に対し、板谷さんは「夫婦は仕事場じゃないんだから、ケンカはしたほうがいい!」と発言。

杉山さんも、「した方がいいですね」と続きます。そして、「今の子どもたちはネガティブなことを吐ける場所がなくなっている。子どもの前でするフウフゲンカは、それを出せる場があるということを教えることにも繋がる」と、子育ての目線から回答。ただし、最終的に仲直りするまでを見せることが大切なのだそう。

一方、高木さんは、「ケンカはめっちゃするけれど、実は減らせるのではないかと思っている。3人目が生まれたとき、酒を飲んだ後のケンカが感情論になってしまうことに気づき、酒をやめました」と驚きの発言。お酒をやめたことで、実際にケンカは少なくなったそう。
司会の髙橋さんもこの意見に驚きつつも、「確かに感情でぶつかると解決にはならない」と納得した様子。

シェフとして活躍される米澤文雄さんは、「月に2回、家族デーを設けているけれど、それしかない家族の時間で、怒ったりすることはあまりない」とのこと。確かに、家族団欒の時間は、最初から最後まで楽しくありたいものですよね。

Q6.妻の言動にカチンときたらどうしますか?
カチンときたらすぐに言い返す…29%
カチンときても飲み込む…39%
カチンとこないようにコントロールする…28%
妻はカチンとくることを言わない…4%

さて、この日一番白熱した質問がこの第6問。
ソーシャルコインランドリープロデューサーの松延友記さんは、カチンとしても飲み込む派。でも、「飲み込んでしまうと、どんどん溜まっていってしまう」と悩みを打ち明けます。
それに対し小森谷さんは、「溜まってからだと大きなケンカになってしまうから、ちょいちょい言い合う方がいい」と続きますが、「妻に言い返すと2倍になって返ってくるときも(笑)。そんなときは飲み込みざるをえない」と本音も飛び出しました。
オーガニックマイスターの小原壮太郎さんは、「ストレスコントロールは個々で違うから、それぞれのカタチがあっていい。とはいえ、日本人は感情をおさえこむ人が多い傾向にある」と分析。

そして、七賢者全員が「実は一番やばい」と心配していたのが、「妻はカチンとくることを言わない」という人たち。
これに対して高木さんは、「昔は言わないことを美徳とされていたけれど、今は時代が変わっている。言わないといけないこともある」と発言。他のスーパーダディたちも、口を揃えて「こうなると夫婦の終わり」と心配をします。ケンカができるという関係は、実は素敵なことなのかもしれませんね。

フウフゲンカのルールって?

さて、ケンカにまつわる色々な討論が繰り広げられた今回のシンポジウムですが、最後はフウフゲンカにルールを作ってみようという議論に。事前のアンケートの結果は以下の通り。

Q13.フウフゲンカにルールを作るとしたらどれを選びますか?(複数選択可)
人格を否定しない…77ポイント
手を出さない…72ポイント
大声で威嚇しない…65ポイント
子どものまえではケンカしない…55ポイント
ケンカの時こそ丁寧に話す…49ポイント
言いたいことを言い切ったら抱き合う…30ポイント
時間制限にする…13ポイント
その他…16ポイント

ちなみに司会の髙橋さんのルールは、「妻を師匠と思うこと」だそう。
七賢者のみなさんは頷きながらも、そもそも「フウフゲンカ」という言葉がよくないのでは?という意見が飛び出しました。

米澤さんも、「ケンカだと勝ち負けを求めてしまいがちに。別の言葉があればもっと違うのでは」と続きます。
激しい喧嘩は「フウフ・ウォー」と呼ぶ、「フウフディベート」はどうかなど、スーパーダディたちからもいろんな意見が。そして、小森谷さんから「第4回目のシンポジウムは、フウフゲンカに名前を考えるをテーマにしましょう!」と提案があると、髙橋さんも、「次回はケンカに代わる、フウフ○○を考えるをテーマにします!」と、すでに次回のテーマが決定。終始笑いに包まれて幕を閉じました。

フウフゲンカというネガティブに捉えがちなテーマでも、スーパーダディたちの手にかかれば、前向きで楽しい解決策を発見することができます。ちなみに、今回のシンポジウムはこちらから視聴できますので、フウフゲンカ七賢人の白熱したトークをぜひチェックしてみてくださいね。

また、今回のシンポジウムで司会進行をされた髙橋さんにインタビューをした記事もぜひご覧ください。

夫が考えるフウフゲンカにまつわるあれこれをレポートした記事はこちらからどうぞ!
第1回フウフゲンカシンポジウム
第2回フウフゲンカシンポジウム

※全てのアンケート結果は、NPO法人スーパーダディ協会の調査によるものです。(C)️NPO法人スーパーダディ協会