Rethink 夫婦の時間 二人のこと、もう一度。

ママはどうして働いてるの? 家事を一切しなかった夫が、毎日朝食を作ってくれるように。

働くママにインタビュー。仕事と子育てに対する思いをうかがいます。

いまでは戦友のよう。ふたりで子育てに奮闘しています。

今回は、「夫が家事をするようになりました」と応募メールをくださったDさんのお話。

Dさんはハキハキとした口調が心地よい、明るい印象の女性。話題の引き出しがたくさんあって、ずっと営業職に就いているというのもうなずけます。

そんな彼女ですが、深く落ち込んだ時期も。「新卒で入社した住宅メーカーが超多忙で。住宅を購入する幸せ家族の姿を見るたび、仕事ばっかりで彼氏もできない我が身が辛かった」。朝、会社に到着すると建物の前で涙が出るほどになり、2年弱で退社。1年間、オーストラリアでワーキングホリデーを過ごす。持ち前の積極性で様々な人に話を聞くうち、「私の人生で最も重要な目標は自分の家族を持つこと!」だと気づきます。

2人目の子どもの育休中、LINEで夫を変えました。

帰国したDさん、合コンを重ねます。一方で就職活動にも励み、希望の人材サービス会社に就職。間もなく、ご主人と出会います。「結婚前の夫の部屋はまるでゴミ屋敷のよう。家事や料理は一切やらない人でした。私は家事が苦でなかったこともあり、結婚してからは家のことは私が一手に」。

けれど2人目が誕生、上の子の赤ちゃんがえりが激しくなるとそうも言っていられません。「育休中だから楽だと夫が思っていた節もあり、そうではないことをLINEで伝えるようにしました。授乳に時間がかかり予防接種に遅刻した、出る間際にウンチして上の子のお迎えがギリギリだった、とか」。

最初は返信がないと憤りを覚えていたDさんも、既読になればOK、読んでさえくれていれば、と気持ちをシフト。日々起こる事実だけを淡々と報告し続けた。やがて、「夫から食洗機買おうか? と言ってくれたり、週末に掃除機をかけてくれたり」。今では毎日の朝食を作ってくれるまでに。

「どんな小さなことでも感謝を伝えてくれたのが良かった、と後で夫に言われました」。働くママにとって夫の協力は不可欠。“夫は何もしてくれない!”と諦めず、根気強く“育てる”気持ちが大切なのだと感じました。

夫を育てたママ
東京都在住・33歳。3歳&1歳姉妹のママ。34歳の夫は超多忙なSE。「LINE攻勢にも怒らない、基本的に優しい人なんです」。いつか会社に縛られない働き方をすることが夫婦の目標。Dさんは育休中にキャリアカウンセラーの資格を取得し、お仕事ブログも丁寧に更新中。

※この記事はHanakoママwebから転載しています。

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