Rethink 夫婦の時間 二人のこと、もう一度。

夫婦関係とインテリア リビングルームには2人の好みを反映させて

「インテリア」と「夫婦の関係」。これって、一見無関係のようにも思えます。

でも、「インテリア」を「住まい」と置きかえてみたらどうでしょうか。「住まい」は家族の基盤となる場所。夫婦が仲良く過ごすには、大切な気がしてきませんか?

これまで、取材を通してたくさんのお宅に伺ってきましたが、インテリアがすてきなご家庭は夫婦関係も良好なことが多い気がします。インテリアが整うと、気持ちが明るくなります。整った家なら物の置き場所も明確になり、お互いに家事がしやすくなるかもしれません。

では、インテリア目線での「夫婦がもっと仲良くなる」ポイントを、すてきなお宅を参考に、紐解いていきましょう。

リビングは夫婦それぞれの好みを反映して

夫婦のリビング

リビングのインテリアを整えるとき、妻の好みだけに偏っていませんか? 住まいは、家族みんなが心地よく過ごす場所。特にリビングの居心地は、夫婦のコミュニケーションにも密接につながります。妻だけの好みで固めたインテリアだと、夫はちょっぴり居心地が悪くてリラックスできず、それが夫婦の会話の減少につながることも。

夫の漫画やゲームなどの趣味のグッズも、完全にしまいこまずにリビングに定位置をつくるなど、「夫らしさ」をインテリアに加えられると、より素敵です。生活感があるものを持ち込みたくない!という思い込みはひとまず手放して。それが、ときには落ち着くインテリアのスパイスになることもあるんです。

夫婦のリビング

こちらのお宅は、ブルックリンやポートランドのカフェのような雰囲気。男女を問わずくつろげるから、男性が1人で座っていても様になる気がしませんか?

夫婦のリビング

夫のファッションアイテムも、インテリアの一部に。インテリアのアクセントになるだけでなく、さっとしまいやすい動線も確保することで、脱ぎっぱなしも防げそうです。

夫婦のリビング

夫婦の本やDVDも、見せる収納に一役買っています。「うちのパパの趣味は格闘技観戦だから、そんな雑誌を置いても……」なんて、いえいえそんなことはないんです。ミックスインテリアは、いろんなスパイスがあってこそ!

夫婦のリビング

本やDVDを並べながら生活感を出さないコツのひとつが、植物のあしらい。こまめな水やりが不要なエアプランツや、それでも不安な人には本物そっくりのフェイクプランツやドライフラワーもおすすめです。最近は、駅ナカの雑貨ショップやIKEAなどでも豊富に見つかります。

夜は間接照明でくつろぎを演出

夫婦のリビング

子どもたちがようやく寝静まった夜。なんとか寝落ちも回避できたなら、たまには夫婦でゆっくり語らいの時間を持ってみませんか。とはいえ、雰囲気のいいバーやカフェに移動することはできません。

いつも賑やかに過ごしている、おもちゃと絵本、子どもたちの声が重なる明るいリビングから、大人仕様の空間へ。気持ちのスイッチを切り替えてくれるのが、「照明」です。

夫婦のリビング

リビングの照明がシーリングライト(天井にぴったりくっついたタイプ)の蛍光灯、というお宅も多いかもしれません。部屋の一角に、電球色(オレンジ色の光)のスタンドライトやデスクライトで間接照明を取り入れてみませんか。

夫婦のリビング

リビングとダイニングが分かれている、照明をつける場所がそれぞれにあるという場合は、ダイニングだけでもペンダントライトにすると、手軽に暖かな雰囲気の照明が楽しめます。極端な話、多少おもちゃが散らかっていても、洗濯物の部屋干しがあっても(!)、照明のトーンをちょっと落とすだけで、部屋が雰囲気よく見えるから不思議なものです。

「一緒に一杯飲む?」から始まる、夫婦のコミュニケーションの時間、まずは雰囲気作りから始めてみましょう。

なんだか最近、夫の帰宅が遅い日が続くな、お互い仕事で疲れているから顔を合わせれば愚痴ばかり……。そんなふうに少しでも感じることがあるなら、ちょっとだけ「インテリア」を見直すというアイデアを、思い出してみてくださいね。

※今回、取材にご協力くださったのは、ブログ「EHAMIの賃貸DIYリノベーション」のEHAMIさん。4歳と1歳、2人の男の子のママでありながら、プロ顔負けのDIY術で、制限の多い賃貸マンションでインテリアを楽しんでいます。

藤沢あかり
パンとたまごと少女漫画が好きな、フリーの編集・ライター。住宅・インテリアや雑貨、子育てなど暮らしまわりを中心に手がけています。一姫二太郎の母。