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教えて、恋愛の神様!  【ぐっどうぃる博士の夫婦恋愛学】夫へのダメ出しが招く結末とは?

夫婦の鮮度を保つために絶対にしてはいけないのが、“ダメ出し”だと語るぐっどうぃる博士。やってはいけないとわかっていても、ついつい口からポロリ。それが引き金となり、夫婦関係がぎくしゃくし始めてしまうことも。そこでダメ出しの危険性や、鮮度がなくなった時の対処法を教えてもらいました。

編集部 夫に対して、ついついダメ出ししたくなる理由は何でしょうか?

ぐっどうぃる博士(以下、博士) それはずばり、夫への期待が大きいから。妻は、せめて夫に“普通”になってほしいと思っているのですが、その普通のハードルが高い。これくらいなら普通にできるだろうと思っていることができていないから、ついついダメ出ししてしまうのです。そもそもダメ出しとは、一方的なこちら側の想いや願望なので、夫への期待値を下げれば、口走ることもなくなります。

編集部 期待値を下げる? 

博士 期待値とは、理想と現実の差から生まれるものなので、彼のことを心から理解すれば、そのダメ出しが彼に対して無理難題なのかどうかわかるようになります。彼を理解するために、男女の考え方の違いに関する本を読んでみるのもいいでしょう。また、家庭環境の差も関係してくるので、彼の実家を訪れてお義父さんの行動を参考にしてみるのもアリ。相手が理不尽だと感じるダメ出しは、ダメージが大きいですからね。

編集部 ダメ出しをすることで、夫に与えるダメージはどんなことがありますか?

博士 主に4つあり、それがこちらです。

【ダメ出しが与えるダメージ】
1.敵だと感じる
2.恋人ではないと感じる
3.自分に能力がないと感じる
4.自分が男じゃないと感じる

ワシントン大学の名誉教授・ジョンゴットマン博士の「離婚する夫婦を3分で見分ける方法」にも、軽蔑する言葉を発するというのがありますが、これは相手に敵対心があるから。敵だと感じると本音を話さなくなり、子どもの前でも平気で悪口を言うようになります。そして恋人でないと感じると鮮度は一気になくなり、自分に能力がないと感じると家で何もしなくなり、自分が男じゃないと感じると、男だと感じる場所を探し始めるので、浮気に走りやすくなります。

編集部 どれも深刻ですね…。たしかに夫婦円満で過ごすためにはダメ出しは避けるべきですが、それでもダメ出ししたくなった時はどうすれば?

博士 言う前に、そのダメ出しのゴールを考えるようにしましょう。例えば、そうですね、あなたが今ダンナさんにしたい一番のダメ出しは?

編集部 自分で洗った食器くらい自分で洗ってほしいです…。

博士 なるほど。どうして食器を洗ってほしいのですか?

編集部 自分の負担を軽くしたいからですかね。

博士 人には向き不向きがあり、彼は食器洗いが苦手なんです。だから食器を洗う替わりに、子どもの教育や力仕事など、ダンナさんが得意そうな別の作業をお願いして自分の負担を軽くするという解決策はどうですか? 
もしくは食器を洗ってくれるという彼の行動自体に愛情を感じるのなら、何か買ってもらったり、どこかに連れていってもらうなど、別の行動で愛情を感じればいい。目先のことに捉われがちですが、その不満に焦点を当てる前に、自分が何を求めているのか、そのゴールを今一度考えてみるとよいです。そうすれば自分のストレスも減りますよ。

編集部 なるほど、生産的な考え方ですね。でもやはり夫に期待したくなるんですよね。

博士 何もしていないと思っていても、夫は何かしら頑張っているので、それを拾い上げてあげれば、男はその期待に応えようします。先ほどダメ出しが与えるダメージでもお伝えしましたが、夫の頑張りを見過ごしてしまうと、自分には能力がないと感じて家で何もしなくなる可能性もあります。だからもう一度、家での居場所を与えてあげて、大したことでなくても努力したことや、やってもらったことに対して褒めてあげましょう。そうすれば彼のモチベーションが上がり、期待に応えようと、もう一度頑張り始めます。夫婦は家庭を支える共同経営者。一緒に築き上げていくことを楽しめれば、夫婦の鮮度も保つことができると思いますよ。

編集部 もし夫婦の鮮度がなくなったと感じたときはどうすればよいですか?

博士 その場合も同じ。夫を褒めてあげるなど、日々愛情を伝えていく作業をすること。幸せを与えてもらっていると思ってくれれば、鮮度が取り戻せるだけでなく、信頼関係も深まります。ただ人の印象を変えるのに、最低半年はかかると言われているので、地味な努力を続けましょう。相手のことを深く理解し、しっかりと信頼関係が築ければ、ダメ出しすることもなくなるし、もしダメ出ししても夫は理不尽に感じることなく、すんなり受け入れてくれる場合もありますよ。

ぐっどうぃる博士
恋愛カウンセラー。理学博士(生命科学)。
自身の体験と生命科学の視点から確立した、独自の恋愛理論で、多くの女性たちの支持を集める。過去にカウンセリングした女性は延べ11000人以上。日本最大規模の恋愛相談サイト「恋愛ユニバーシティ」(http://u-rennai.jp)主宰。現在他の専門家と共に同サイトで電話相談などを精力的にしている(https://u-rennai.jp/consult/adviser_list/)