Rethink 夫婦の時間 二人のこと、もう一度。

教えて、恋愛の神様! 後編 【ぐっどうぃる博士の夫婦恋愛学】愛情表現のズレは必ずある。夫にも幸せにするチャンスを!

前編では、夫婦、親子、恋人の3つの役割を同時に果たすのは難しいからこそ、二人がどんな関係でいたいかを考えて、結婚後も駆け引きすることが大事だということを、恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士に教わりました。例えば、恋人のような関係をずっと大切にしたいなら非日常を提供し、夫にはゴミ出しなどの家事はさせるべきではないと(!)。とはいえ、そうも言ってられないのが夫婦。そこで後編では、夫に快く家事をやってもらうポイントやマンネリにならない秘訣など、さらに掘り下げていきます。

編集部 いまの時代、家事分担は当たり前だし、正直ダンナさんにもゴミ出しくらいはしてもらいのですが…。

ぐっどうぃる博士(以下、博士) その意見には賛成です。ですが残念なことにダンナさんがゴミ出ししたがらない家庭もあるでしょう。もしダンナさん頼んでもゴミ出ししない場合、二つの可能性があります。一つは「男がゴミ出しするものではない」という家庭に育った男性が、その常識を当たり前のように守ろうとする場合。多くの人は自分の育った家庭が唯一正しいと思っています。もう一つはギブ&テイクが成り立ってないと思っている場合。たとえばダンナさんが平均的な男性の収入より高く、妻に贅沢をさせていると信じている場合、「俺が贅沢させているのだからゴミ出しくらいしろよ!」と思っているかもしれません。とても身勝手だと思うのですが、人間というものはそういうものだったりします。
その一方で、ダンナさんは自分なりのやり方で妻に愛情表現をしてします。その典型はプレゼントです。ただ多くの女性はそれを喜びません。大抵の場合「自分がしてほしいことを夫はせず、自分が望んでもいないプレゼントで安易にごまかしている」と感じるからでしょう。
簡単に言えば、夫婦が互いに思い通りにならないのは、常識も、愛情表現も、お互い違うけど、それに気づいていないからということになります。ダンナさんにそのことがうまく伝われば、心から喜んでゴミ出しをするようになるでしょう。

編集部 それをうまく伝えるにはどうしたらよいですか?

博士 「プレゼントはいらないから、家事をしてくれるとうれしいな」とは絶対に言ってはいけません。それは彼の愛情表現が全否定されたことになり、今まで以上に何もする気がおきなくなるでしょう。男性は女性を喜ばせたいし、幸せにしたいと純粋な気持ちで愛情表現をしています。まずは彼の言動にちゃんと感謝して、その思いをしっかりと受け取ること。そして本当は家事をやってほしいと思っていることは、言葉ではなく態度で示してみるべき。

編集部 具体的には、どう行動すればいいでしょうか?

博士 例えば食器を洗ってくれた時など、何かちょっとした家事をしてくれた時に大喜びするとか。そうすると、ダンナさんは「あれ? こいつは俺がプレゼントをあげるよりも、食器を洗った時の方がすごく喜ぶんだ」ということを学習して、もっと妻を喜ばせたい願望が高まり、積極的に家事をするようになるかもしれません。それがマンネリを防ぐことにも繋がるかもしれません。それとダンナさんが最初に何かをしたときに、ダメ出しをしないことです。食器を洗ったけど、実際にちゃんと洗えていなくても、洗ってくれたことに感謝だけしてください。とても面倒臭いのですが、最初は褒めて、少しずつ少しずつ「こういう風に洗ってほしい」と伝えるのが良いでしょう。

編集部 さきほどマンネリという言葉が出ましたが、夫婦であっても手に入りそうで入らない距離は必要ですか?

博士 必要ですね。結婚して俺だけの女になったはずなのに、本当は手に入っていないのでは?と思わせて相手を振り回しながら、いつまでも興味の対象でいることもマンネリを防ぐコツです。一緒に生活していると距離を置くことは難しいと思うかもしれませんが、そんなことはありません。普段はダンナさんが帰宅するまで待っているのにたまに早めに寝たり、いつもの定位置に座らなかったり、急に丁寧語でしゃべったりと、夫婦でもちょっとしたことで距離を置けます。そうすると相手は「あれ?こいつ何か俺に隠していることがあるのかな?」と不安になって、気になり出します。でも、これを頻繁にやると逆効果になることもあるので、年1回くらいダンナさんが自分を忘れているなと思った時などに実行するのが良いかと思います。

編集部 興味を引くことが、いつまでもダンナさんを惹きつけておく秘訣ですか?

博士 それだけではありません。相手にとって自分がいかにかけがえのないものか、替えがきかないものであると思わせることも大切です。そのためにもしっかりとした信頼関係を築くこと。特に結婚後は、「パートナーとしての魅力」が男性を惹きつける重要な要素になります。これは同性にも感じる魅力で、一緒にいて居心地が良い、楽しい、落ち着く、飽きないと思わせること。目指すべきゴールは、帰りたいと思わせる「ホーム」になることです。そしてダンナさんは、いつも奥さんを幸せにしてあげたいと思っているので、その愛情表現を見逃さず、彼にも幸せにするチャンスを与えてあげることも大事です。

ぐっどうぃる博士
恋愛カウンセラー。理学博士(生命科学)。自身の体験と生命科学の視点から確立した、独自の恋愛理論で、多くの女性たちの支持を集める。過去にカウンセリングした女性は延べ11000人以上。日本最大規模の恋愛相談サイト「恋愛ユニバーシティ」(http://u-rennai.jp)主宰。現在他の専門家と共に同サイトで電話相談などを精力的にしている(https://u-rennai.jp/consult/adviser_list/