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教えて、恋愛の神様! 前編 【ぐっどうぃる博士の夫婦恋愛学】夫婦関係を長続きさせるには、結婚後も駆け引きは必要。

〝駆け引き〟は、恋愛において欠かすことのできない基本テクニックのひとつ。しかし恋が成就して結婚した途端、やっとこれで駆け引きが終わった!と思っている女性が多いようです。そのことに警鐘を鳴らすのが、恋愛カウンセラーのぐっどうぃる博士。マンネリを防ぐため、円満な家庭生活を続けるためにも、駆け引きは一生必要とのこと。そこで前編・後編に分けて、ぐっどうぃる博士に、なぜ結婚後も駆け引きが必要なのかを教えてもらいました。

編集部 そもそも駆け引きとは何でしょうか?

ぐっどうぃる博士(以下、博士) 駆け引きとは、素直な自分を見せずに、相手を思い通りにするために接し方を変える心理術。あらゆる人間関係において、みなさん日常的にやっていることです。その中でも恋愛は、強い利害関係で結ばれているもので、意図せずに自然と駆け引きをしている人も多いと思います。

編集部 確かに、気に入られたくてわざとLINEの返信を遅らせたり、「会いたい」というセリフを自分からは控えたりしているかも…。

博士 そう。相手に気に入られるために会話を合わせることもそうだし、恋人に何かしてほしいから怒ることも駆け引きになります。実は生物学的なことでいうと、男女の駆け引きは生まれる前から始まっているという説があるんです。それはゲノムインプリンティングという現象の中で起きる、コンフリクト仮説というものです。説明しますと、赤ちゃんは父親と母親の遺伝子をそれぞれ一つずつ受け継ぎ2つの遺伝子が機能していますが、ある種の遺伝子は父方だけが機能し、ある種の遺伝子は母方だけが機能しています。それで、父親からきたそれらの遺伝子は、自分の遺伝子を確実に残すために胎児を大きくしようとし、逆に母親からきた遺伝子は何人も子供を生むために母体のエネルギーを極力使わないようにと胎児を小さくしようとするというものです。

編集部 生まれる前からすでに駆け引きは始まってるんですね。ちなみに結婚後は、駆け引きの仕方が変わってきますか?

博士 結婚すると相手に求めるものが変わってくるので、駆け引きの仕方も変わります。結婚前は恋人という関係だけで成り立っていたものが、結婚すると、「夫」、「妻」の役割が増えます。さらに子どもが生まれると、「親子」という役割が加わりますよね。夫婦として、男性は女性に料理や掃除など家事を求め、女性は男性に安定を求めるようになるし、子どもが生まれたら親として何かしてほしいと思うようになる。それでいて、継続して恋人としてちゃんと愛してほしい。しかしひとりで夫婦、親子、恋人の3つの役割を同時に果たすのはすごく難しいです。だからこそあなたが、ダンナさんとどういう関係でいたいかを考えて、駆け引きすることが大事になってきます。

編集部 例えば?

博士 恋人の関係を大切にして、ずっとラブラブでいたいなら、非日常を提供してあげること。たとえば定期的にデートに出かけたり、ゴミ出しなど生活感、現実感あふれることはさせないとか。逆に家事や育児にも積極的に参加してほしい、夫婦、親子の関係を大切にしたいなら、セックスレスも仕方ありません。あれもこれもと欲張って求めてばかりいると、結婚生活は崩壊してしまいます。駆け引きは、夫婦関係を長続きするための知恵なんです。

駆け引きが必要なのはよくわかりましたが、家事分担は当たり前だし、正直ゴミ出しくらいはしてほしいですよね…。そこで後編では、夫に快く家事をやってもらうポイントや関係がマンネリにならない秘訣を聞いていきます。

ぐっどうぃる博士
恋愛カウンセラー。理学博士(生命科学)。
自身の体験と生命科学の視点から確立した、独自の恋愛理論で、多くの女性たちの支持を集める。過去にカウンセリングした女性は延べ11000人以上。日本最大規模の恋愛相談サイト「恋愛ユニバーシティ」(http://u-rennai.jp)主宰。現在他の専門家と共に同サイトで電話相談などを精力的にしている(https://u-rennai.jp/consult/adviser_list/