Rethink 夫婦の時間 二人のこと、もう一度。

スーパーダディの本音。 喧嘩する派? しない派? 夫たちの討論会に潜入!

6月中旬のとある夜、渋谷のとあるカフェの2階に続々と集まってくる仕事終わりの男性たち。この日行われたのは、NPO法人スーパーダディ協会(以下SDA)のイベント。その名も、『フウフゲンカシンポジウム』です。普段は妻側の意見をご紹介することが多いこの「Rethink 夫婦の時間」ですが、たまには夫側の本音も聞きたい!ということで、その討論会にライター野村が潜入してきました。

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写真右から、板谷俊明さん(レヴォレーター代表取締役)、小森谷徹さん(SDA理事/フリーキャスター)、天野ひかりさん(フリーアナウンサー)、井尾さわこさん(クリエイティブディレクター)。

第2回目となる『フウフゲンカシンポジウム』のテーマは、「他人の喧嘩は蜜の味」。事前にSDAメンバーの約50名にとられたアンケートの結果をもとに、4名のメンバーによるトークライブ形式で進んでいきます。

今回、夫の声を代弁するのは、SDAの理事も務めるフリーキャスターの小森谷徹さんと、シンポジウムの数日前にも激しい喧嘩をしたという板谷俊明さん。一方、妻側の声を代弁するのは、最新著書『賢い子を育てる夫婦の会話』が話題のフリーアナウンサーの天野ひかりさんと、クリエイティブディレクターの井尾さわこさんのお二人です。

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まずはこちらの質問からスタート!

夫婦喧嘩する派? しない派?

トークライブは、「夫婦喧嘩をしたほうがいい? しないほうがいい?」というテーマからスタート。ちなみに、SDAへの事前アンケートによると、したほうがいいと答えた夫たちは45%、しないほうがいいと答えたのは50%、どちらでもないが5%で、だいたい半々という結果に。

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会場に集まったスーパーダディたちへも同じ質問を投げかけ、賛成派は赤い旗を、反対派は青い旗を掲げてもらいます。すると、8割近い人が赤い旗を掲げ、喧嘩はしたほうがいいと思っている人がほとんどという結果に。これにはちょっと意外な気がしましたが、ここからさらに会場は白熱。事前アンケートの意見もピックアップしながら、喧嘩する派、しない派の討論がスタートしました。

夫婦喧嘩はすべし!
むしろ、しないでちゃんと関係を保てるはずがない。

仲直りしたあと喧嘩して
よかったと思うことは多々。
喧嘩で相互理解につながる。

まず紹介されたのは、これらの喧嘩賛成派のこちらの意見。これには、参加しているスーパーダディたちもうなずく人が多数いました。

結婚20年が経っても、常に本気で喧嘩をしているという板谷さんもこちらの意見に賛成のようで、「喧嘩をしないということは、お互いが諦めた状態」と発言。井尾さんも、「女性が怒るということは愛情表現のひとつ」と話します。さらに天野さんからは、「妻が喧嘩をするのは愛があるから。諦めて喧嘩をしなくなると離婚に繋がるケースもある」とドキリという発言も。喧嘩って実は、夫婦の大切なコミュニケーションなのかもしれませんね。

日々のコミュニケーションの中で
小さいうちに解決するようにしているから
議論になっても喧嘩に発展しない。

お互いの考えや癖を
理解してれば喧嘩にならない。

続いて、喧嘩しない派のこれらの意見を紹介されると、板谷さんからすかさず「会社か!」というツッコミが(笑)。
確かに文字だけで見ると少しシステマチックに感じますが、会場にいたスーパーダディの実体験を聞くと、どんなに些細なことでも相手ときちんと向き合うことが、喧嘩せずに仲良く暮らせる理由なのではという気がしました。とはいえ上の意見は、夫婦で議論をしているので、これもある種の喧嘩なのではという意見もありました。

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討論中に印象的だったのが、小森谷さんが発した「疲れてしまうから、喧嘩の途中で黙ってしまう」という意見。これ、夫側に多いのではないでしょうか?
ちなみに我が家もこのタイプ。喧嘩がヒートアップしそうになると、急に夫が黙り込み、うやむやになるケースが多々。これ、結構ストレスが溜まるんですよね…。

これに対して、井尾さんが「喧嘩中に黙られてしまうと、冷たくかわされた感じがする。女性は話を聞いて欲しいんです」と妻側の気持ちを代弁してくれました(嬉しい!)。天野さんも、「妻が喧嘩をふっかけるのは、夫に愛情を受け止めてほしいから。だから逃げないで向き合って」と続きます。

また井尾さんは、「女性は話しながら整理をして、自分自身も理解する生き物」とも。だから夫には、“君はそう思っているんだね”と理解して受け取ってほしい、でも決して生返事をしてはダメと話してくれました。その気持ち、わかります!

これには小森谷さんも板谷さんも「難しい!」と苦い顔。ですが夫側のみなさんは、これで妻が怒っている時の対処法が少しわかったのではないでしょうか? 全ての女性がそうではないと思いますが、感情的になってしまいがちな女性の喧嘩をおさめるには、流さずにきちんと受け取めることが、解決へのカギとなるのかもしれませんね。

また、会場が盛り上がったのは、“喧嘩はすぐに受け止めるべきか、時間を置くべきか”という問題。「すぐに解決した方がいい」という意見が会場から上がる中、あるダディから「少しでも後回しにする」という発言も飛び出します。でも、よくよく話を聞くと「後回しにしてよかったことはない」という本音も(笑)。やっぱり、火種は小さなうちに消した方がよさそうですね。

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喧嘩のルールは必要?

続いてのテーマは、喧嘩賛成派が決めているというルールについて。喧嘩する派の家庭には、自然と喧嘩のルールがあるようで、その一部をご紹介しましょう。

どんな喧嘩であっても自分から謝ること。

逃げない。ちゃんとやりあう。
ただし人格の否定はしない。

こちらの意見に素早く反応したのは、これまでたくさんの喧嘩を乗り越えてきたという板谷さん。「妻からどんなに怒られても、人格を否定されたことは一度もない」と話します。確かに人格を否定してしまうと、夫婦関係が崩壊してしまいそうな気が…。どんなに激しい喧嘩をしたとしても、これは気をつけないといけませんね。

その日のうちに、自分から喧嘩になったことを謝る。
大喧嘩でも、自分の中では翌朝10時までがルール。

なんとかお互いの調整点を見つけ、
その日の課題をクリアした上で一旦の終わりを宣言する。

これまた「会社か!」というツッコミが入ったこれらのご意見。クリアできなかった場合は次の日までの宿題になるそうですが、「喧嘩している状態で宿題にできるか」という反論もありました。過去、仲直りのきっかけがわからず1週間お互いの存在を無視して暮らしたことのある私は(あの1週間は本当に地獄でした…)、喧嘩の期間が決まっているとすぐに仲直りできそうで真似したくなりました。

まだまだ討論会は続きます。次は、夫婦喧嘩の悩みや疑問について、会場一丸となって議論。