Rethink 夫婦の時間 二人のこと、もう一度。

part3 レイチェルとマット クラーク志織の夫婦時間

友人カップルのレイチェルとマットは2年ほど前にボートハウスを購入し、そこで暮らしています。ボートハウスとは文字通りボートのお家です。中古のボートを購入し、1年ほどかけて2人で自力でリノベーションを行い(キッチンからシャワーから電気の配線から何から何かで自力でやった!)、今はロンドン市内を流れる運河の上でプカプカ浮かびながら生活をしています。

ボートハウスはとても狭いです。キッチン兼リビングと寝室が1つ。大人が5人ほど乗ったらギュウギュウな雰囲気になります。メンテナンスも定期的に必要なので、家に費やす時間がとても増えたそうです。しかしレイチェルとマットは、そのおかげで2人はかなり強力なチームになれたし、物理的にも心理的にも2人の距離がとても近くなったと言っています。

また、狭いボートハウスの暮らしの中で快適に過ごすため、今まで持っていた物を沢山手放したら、意外にそもそもそんなに物っていらなかったんだなと気づけたし、自分たちの生活の為に、日々どのくらいの燃料が必要なのかも目に見えてわかるようになったそうです。

私も彼らのボートに夫と息子と友人と遊びに行った事がありますが、ユサユサ動く長細い空間の中でみんなでギューっと集まりながら食べるランチは、普通の家ではあまり得られない心地よい一体感があった気がしました。(そしてレイチェルが淹れてくれたコーヒーがとても美味しかった!)

今はロンドン市内の運河に浮かんでいるレイチェル&マットのボートですが、いつかイギリス国内をぐるっと旅してみたいそうです。

クラーク志織

クラーク志織
イラストレーター。武蔵野美術大学卒業後、2012年にイギリスへ移住し、現在は日本、イギリス、ドイツなどで活躍中。雑誌や広告のイラスト、CDカバーのアートワーク、絵本のイラスト、テキスタイルのデザイン、カフェのペーパーカップデザイン、LINEスタンプ制作など、作品のジャンルは多岐にわたる。Hanakoママwebにて「ロンドン子育てDiary」好評連載中!
WEB : http://www.shioriclark.com/
Instagram : @shioriclark